桜の季節ー詩に寄せて

桜              

 

桜の下

誰かがそっと佇んでいる

 

気のせいだろうか

誰か居たように感じたのは

 

不思議な時空を超えたよう

 

それは

私の良心だろうか

 

薄いピンクの光を放って

しなやかな強さで

静けさを漂わせる

 

青空の下では

清々しい可憐さで

 

曇り空の下では

どこか淋しげな危うさで

 

月明かりの下では

艶めかしく

 

散るときは潔く

地上に慈愛を注ぐがごとく

 

地面に敷きつめられたピンクの花びらの

なんと可愛らしいこと

私たちを優しく受け止めてくれる

 

なんという繊細さと

大胆さを持ち合わせているのか

 

桜の季節になると

自分の中にある重たさと

いつも闘っている

 

それは一年の中で一番の

転換期なのかもしれない

 

 そんなけだるい時期を

桜が

そっと背中を押してくれる

 

無心なその姿に

清新な心で

生まれ変わっていく

 

🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

 

年々桜の色が白くなっているように感じるのは私だけでしょうか?

もっとピンクだったように思える。

色素が抜けてきている?

 

化学物質とか電磁波とか、何らかの環境の影響なのかもと、

素直に桜を楽しめない自分がいて。(^-^;

 

それでも、桜を見ていると、「日本人に生まれて良かった」と

めでたし、めでたしと思う。(*^^)v

桜ほど、日本人の気質にあった花はないかもしれない。

 

毎年この季節は、終わりと始まりを現すかのようで、

心も体も気怠くて、何となくだらだら。(-_-)zzz

 

桜が散る頃には、心も体も生まれ変わって、さあ出発だ!💨